先日、有名な俳優さんが亡くなった。
歳はぼくの2つ上と近い。
ぼくが中高を過ごした街の出身でもある。
当たり前のように活躍する俳優さんだった。
特にファンだったわけではない。
その人が出演するからという理由で
テレビや映画を見てたわけでもない。
だが、この虚無感はなんだろうか。
友人を亡くしたような気持ちだ。
キラキラしている彼しか見ていなかったから、
その裏で思い悩んでいたことを
知らなかったことに動揺しているのかもしれない。
ぼくにできたことなんて一つもないのは確かだが、
ぼくにも何かできたんじゃないかと思ってしまう。
人にはそれぞれバックグラウンドや悩みがある。
いつも楽しそうな人にも心の闇はある。
クラスの明るい人気者だって、
人知れず精神的な病気と闘っていることだってある。
他人がいつも笑って充実してそうでも、
それを当たり前と思ってはいけないな、と
改めて考えさせられた。
大切な人が生存しているのは
当たり前じゃない。
ひとつひとつの出会いと再会を
大切にしていきたい。
つなまよ